銀行の方とお話しする機会がよくある。3月は異動時期のようで、親しくなったかと思えば転勤ということで、昔の自分を思い出す。
平均して2年に1回の異動をよくこなしたものである。若かったといえばそれまでだが、それぞれにそれぞれの思い出ができるから不思議なものである。住めば都とはほんとによく言ったものである。
昨日も銀行の方と世の中の状況などについて意見交換をしたところ、「やはり今からは農業ですね」と彼は言う。
確かに国内自給率40%で残りを輸入に頼っている。中国をはじめとして人口増加に歯止めがかからない状況で、食糧問題は大きな問題になるであろう。
食料不足もさることながら、水不足にもなるであろう。
休耕田をそのままにしておけば、ススキが生い繁り、やがて低木が生え、自然の姿も戻ってしまう。自然の姿に戻ることが悪いわけではないが、永い年月をかけて作り守ってきた田畑が使えなくなってしまう。
そんな話をしているとどんどんと話が弾み、銀行がお客様をだめにしたとか、税理士がお客様をだめにしたとか言う話に飛んでいく。
ただ、税金の話だけをして、税金が少なくなればいいという観点でしか物事を考えてこなかった。税金を少なくするということは、それだけ会社の体力を消耗するということを考えていなかったのである。
如何に資金を残すのかという観点から考えれば、利益を出して納税していくことが最も重要であるということを業界的に伝える努力に欠けていたと思う。
そういうことを私が言えば、彼は銀行もただお金を貸すことしか考えてこなかった。今もそうであるという。経営の観点から融資することが唯一の解決方法であるかのごとく融資を続け、結果として返済不能の状況になってしまったケースもあるという。
二人の一致した意見としては、原点に返るとすれば本当にお客様のことを考えて行動しているかということに行きつく。そしてお客様に迎合しない確固たる信念を持ち続けることができるかではないかと思う。
そうでなければ、ほんとにお客様を守ることができない。ブレない自分作りも重要となってくる。
お客様の悩みを解決していく。その結果が節税提案であったり、融資であったりするわけである。その順番を間違ってはいけないということが共通の認識で昨日議論が終わった。
今後も定期的な意見交換をすることでも合意が図られ、さらにはよりよいサービスをお客様に提案するということで、お客様同士の出会いの場などもセッティングしていかねばならない。
互いによろず相談所の窓口業務に従事することで、情報交換を続けていくことになろう。
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